QRコード付控除証明書の作成方法を写真付きでご紹介します!
住宅ローン控除の年末調整で作成が必要な場合があります。
- 年末調整に必要な住宅ローン控除申請資料を確認したい方
- QRコード付控除証明書の作成方法を知りたい方
- 年末調整に育児休暇等で会社のシステムを使用できない方
QRコード付控除証明書?
なんだそれ?
行政はまたややこしい資料を。。。
ほんとに面倒だよね。
今年は、年末調整の時期に育児休暇を取得しているから作成しないといけないよ。
通常、年末調整で住宅ローン控除を申請する場合は、会社のシステムを使用してxmlデータをアップロードします。
しかしながら、育児休暇等の何らかの理由で電子申請できない場合は、xmlデータを【QRコード付控除証明書】を再作成する必要があります。
この記事では、年末調整で住宅ローン控除に必要な申請資料、QRコード付控除証明書の作成を方法をご紹介しております。
ぜひ最後までお読みください!
目次
年末調整で住宅ローン控除に必要な2つの申請資料
住宅ローン控除に必要な2つの申請資料をご紹介します。
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
- 給与取得者の住宅借入金等特別控除申告書
提出方法が紙or電子で資料が少し異なります。
写真付きでご紹介しますので、ぜひお読みください(*^^*)
資料①住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
資料の1つ目は、住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書です。
住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書は、以下を示す証明書です。
- 住宅ローンの当初金額(総借入金)
- 住宅ローンの年末残高
- 住宅ローンの期間
この証明書は銀行から施主に自動で郵送されるため、お手続きはありません。
SBI新生銀行では、以下のスケジュールで発送されます。
もしお手元にない場合は、契約した銀行にお問い合わせください。
お借入日 | 発送予定 |
9月30日まで | 2024年10月10日 |
10月1日~10月31日 | 2024年11月8日 |
11月1日~11月30日 | 2024年12月6日 |
12月1日~12月31日 | 2025年1月10日 |
住宅ローン控除を年末調整できる方は、前年に借入しているため10月中旬には紙媒体でお手元に届いていると思います。
個人的には、写真を残しておくことをおすすめします。
紙媒体のため、年末調整で原本を提出すると確認資料が無くなってしまいます。
問い合わせが来た時に対応できるようにしておきましょう(*^^*)
資料②給与取得者の住宅借入金等特別控除申告書
資料の2つ目は、給与取得者の住宅借入金等特別控除申告書です。
給与取得者の住宅借入金等特別控除申告書は証明書と1枚綴りで構成され、住宅ローンの詳細が記載されています。
- 住宅ローンの負担割合(連帯債務かどうか)
- 住宅ローンのうち、居住用割合
- 住宅ローン控除の割合
給与取得者の住宅借入金等特別控除申告は、2年目以降は税務署から施主に紙 or 電子(xmlデータ)で届きます。
私達は10月23日に届きました(*^^*)
【電子ファイルの場合】
勤務先の年末調整システムにアップロードして終了です。
【紙媒体の場合】
申告書冒頭の「給与支払者の名称」「給与支払者の住所」「あなたの氏名」「あなたの住所」を追記
注意点として、「勤務先が電子データ提出を受付できず、書面でしか受領できない場合」は、xmlデータを活用してQRコード付控除証明書を再作成する必要があります。
また、よくわからない名前が出てきたね。
(行政の資料って本当めんどう。。。)
xmlデータをそのままPDF→印刷しても受領してもらえないので、気をつけてね。。。
私達は年末調整の時期に育児休暇を取得していたため、会社のシステムを活用できず電子で処理できませんでした。
そのため、xmlデータからQRコード付控除証明書を作成しました。
写真付きで作成方法を紹介いたします(*^^*)
QRコード付控除証明書の作成方法
QRコード付控除証明書の作成方法を写真付きでご紹介します。
- 住宅借入金等控除証明書をe-taxからダウンロード
- QRコード付控除証明書等作成システムの事前準備セットアップ
- QRコード付控除証明書等作成システムを利用
写真付きでご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてください!
ステップ① 住宅借入金等控除証明書をe-taxからダウンロード
まず初めに、年末調整に必要な「住宅借入金等控除証明書」はe-taxからダウンロードします。
e-taxにログインし、メッセージボックスの「通知書等」をクリックします。
真ん中の通知書等選択のタブから、「住宅借入金等控除証明書」を選択し、切替をクリックします。
住宅借入金等控除証明書に関するメッセージボックス画面が出てきますので、該当するメッセージをクリックします。
「住宅借入金等控除証明書一覧へ」をクリックします。
当年分の住宅借入金等控除証明書を確認するとダウンロードできます。
下部にダウンロードというボタンがある場合は、そちらをクリック頂いてもかまいません(*^^*)
住宅借入金等控除証明書のxmlデータをダウンロードできました。
続いて、住宅借入金等控除証明書にQRコードを付与し、PDF化するステップをご紹介します。
ステップ② QRコード付控除証明書等作成システムの事前準備セットアップ
QRコード付控除証明書等作成システムを使用するためには、システムの事前準備セットアップが必要です。
こちらも写真付きでご紹介します。
「QRコード付き控除証明書等作成システムについて」と検索し、e-taxのページを開きます。
このようなページが出てきますので、「3、事前準備セットアップ」までスクロールします。
ご使用のパソコン(Windows、Macintosh)に合わせて、セットアップインストールマニュアルに従い、「事前準備セットアップ」ツールをパソコンにインストールします。
ChromebookでもChromeで拡張機能「e-tax AP」をインストールすれば、QRコード付き控除証明書等作成システムを利用できました(*^^*)
これでQRコード付控除証明書等作成システムを使用する準備が整いました。
ステップ③ QRコード付控除証明書等作成システムを利用
最後に「QRコード付控除証明書等作成システム」を利用して、住宅借入金等控除証明書にQRコードを付与しPDF化します。
事前準備セットアップから下にスクロール頂くとこちらの画面にたどり着きます。
「QRコード付控除証明書等作成システムを利用する」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
参照をクリックし、e-taxでダウンロードしたxmlデータを選択します。
xmlデータが選択されていることを確認し、「読み込み」をクリックします。
ポップアップが出てきますが、「次へ」をクリックします。
xmlデータが正しく表示されていることを確認し、「表示・印刷」をクリックします。
画面の表が少し崩れていますが、問題ないと思います。
何度か同じ操作をしましたが、毎回崩れていました。
ポップアップが出てきますが、「はい」をクリックします。
PDF作成中のポップアップが出てきます。
このままお待ち下さい。
PDF化が完了しました。
このPDFを印刷して、紙媒体を年末調整にご活用ください(*^^*)
慣れたら簡単だけど、初めてのときはステップが多く感じるね。
そんなに使う機会も無いから戸惑うよね。
2人目ができた時にまた使うかもしれないから、頭の片隅に記憶しておこう笑。
まとめ
最後にまとめさせていただきます。
- 年末調整で住宅ローン控除に必要な2つの申請資料
- 住宅取得資金に係る借入金の年末残高等証明書
- 給与取得者の住宅借入金等特別控除申告書
- 育児休暇で会社のシステムを使えない方はxmlファイルから【QRコード付控除証明書】を作成し紙媒体を準備する必要あり
最後までお読み頂きありがとうございました。
住宅に係る税金に関する記事も作成しておりますので、合わせてお読み頂けると嬉しいです。