一条工務店からいただく、太陽光発電+蓄電池メリットのシミュレーションと発電実績を比較する方法をご紹介します!
- 一条工務店の家づくりを検討している方
- 太陽光発電や蓄電池設置に興味が有る方
- 一条工務店のシミュレーションの設定を知りたい方
DINNER様のお宅に太陽光発電+蓄電池を設置すると、30年間で5,965,440円のメリットが見込まれます。
ぜひ、ご検討頂けないでしょうか?
約600万円のメリットなら付けるしか無い!!
でも本当にシミュレーション通りのメリットを得ることができますか?・・・
一条工務店では実際の天候よりも厳しくシミュレーションをしています。
そのため、少なくとも得られるメリットと理解頂いても大丈夫です。
もし、よろしければシミュレーションの設定根拠もご説明いたしますがいかがでしょうか?
一条工務店をより好きになるためにご説明お願いします!
住んでから発電実績と比較していきたいと思います。
私達が太陽光発電+蓄電池メリットをシミュレーションと発電実績を比較したい理由は以下の2点です。
- シミュレーション通りのメリットか確認するため
- 太陽光パネル・蓄電池の故障・劣化を発見するため
この記事では計算方法も含め、太陽光発電+蓄電池メリットのシミュレーションと発電実績を比較する方法をご紹介します。
説明を受ける中で(おやおや?・・・)と思う部分があり、率直な感想も記載しています。
ぜひ最後までお読みください!
目次
シミュレーションと発電実績を比較する方法
太陽光パネル+蓄電池メリットのシミュレーションと実績を比較する方法をご紹介します。
一条工務店から提示される発電シミュレーションでは、以下の4項目があります。
- 発電量
- 自己消費量
- 売電量
- 蓄電池メリット
発電シミュレーションの詳細はこちらの記事をご確認ください。
合計5,965,440円のメリットがあり、9年5ヶ月で設置費用を回収できると説明がありました。
それでは、一条工務店のパワーモニターアプリを活用して確認する方法をご紹介します。
比較①発電量
1つ目の比較は、発電量です。
太陽光パネルから発電した電気量のこと。
太陽光発電シミュレーション結果とパワーモニターアプリの発電量を比較することで確認できます。
我が家の太陽光発電シミュレーション結果は以下の通りです。
シミュレーションと実績を月毎に比較するとわかりやすいです。
私達はエクセルでグラフやテーブルを作成して確認しています。
2023〜2024年は暖冬で積雪が非常に少なかったです。
にもかかわらず、冬の発電量がシミュレーション<実績でした。
どのような設定で計算しているのか、一条工務店に聞いてみたいですね。。。
(一条工務店から回答が届きましたら、更新させていただきます。)
- シミュレーション:発電シミュレーションの発電量
- 発電実績:一条工務店パワーモニターアプリの発電
比較②自己消費量
2つ目の比較は、自己消費量です。
太陽光パネルで発電した電気を、家庭で消費した量のこと。
太陽光パネルで発電した電気は、まず自己消費に使用します。
自己消費量を超える電気量は、蓄電池モードに応じて売電 or 蓄電池への充電に活用されます。
・太陽光発電から蓄電池に充電しない場合(ノーマルモード):発電 ー 売電
・太陽光発電から蓄電池に充電する場合(節エネモード、スマートモード):発電 ー 売電 ー 充電
蓄電池モードによって計算方法が異なりますので、ご確認お願いします。
蓄電池モードの詳細は、こちらの記事をご確認ください。4つの蓄電池モードの詳細をご紹介しております。
円換算したい場合は、35円/ kWhを活用して計算してください。
地域によって単価が異なる場合がありますので、一条工務店の営業さんに確認をお願いします。
新潟県の場合は、東北電力を参考にしているそうです。
(補足)
スマートモードの場合、充電に以下の2つが混在し自己消費量がマイナスになることがあります。
・日中の太陽光発電から蓄電池に充電した電気量。
・割安な夜間電力を買電し蓄電池に充電した電気量
たとえば、2023年12月であれば、発電(313 kWh) – 売電(152 kWh) – 充電(228 kWh) = -67 kWh となります。
一条工務店に確認しましたが、気づいていなかったとのことでした。(えっっ。。。)
蓄電池モードをスマートモードに設定し、自己消費量がマイナスになった場合は0 kWhとしてシミュレーションと実績を比較していきたいと思います。
比較③売電量
3つ目の比較は、売電量です。
太陽光パネルで発電した電気量のうち、余剰電気量を電力会社に売る量のこと。
電力会社より毎月はがきが届きます。
そちらにも売電量が記載されています。
アプリとはがきでは、売電量に多少誤差がありますのでご留意ください。
2023年の売電単価は16円/ kWhです。各ご家庭の契約年をご確認の上、FIT価格をご参照ください。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/kaitori/fit_kakaku.html
比較④蓄電池メリット
4つ目の比較は、蓄電池メリットです。
・日中の太陽光発電から蓄電池に充電した電気量のこと。
・割安な夜間電力を買電し蓄電池に充電した電気量のこと。
蓄電池モードによって、以下の通り解釈が異なります。
- ノーマルモード:割安な夜間電力を買電し蓄電池に充電し、朝夕等に消費すること。
- 節エネモード:日中の太陽光発電から蓄電池に充電し、夜間等に消費する。
- スマートモード:ノーマルモードと節エネモードのミックス。
一条工務店のシミュレーションでは、35円/ kWhで計算しております。
一条工務店の蓄電池メリットは過大評価している可能性があります。
- デイタイムの電気料金を採用しているため
- 放電時間の半分は夜間電力料金のため(ロスガード、床暖房、エアコン等)
- スマートモードの充電量がノーマルモードと節エネモードのミックスと気づいていなかったため
蓄電池メリットは厳しめに実績を計算したいと思います。
・ノーマルモード、スマートモード:デイタイムと夜間電力の料金差
→冬は主に夜間電力を蓄電池に充電し、朝夕に放電しているため。
・節エネモード:デイタイムと夜間電力の平均値
→デイタイムと夜間電力を半分ずつ消費していると想定します。
私達は電力会社をオクトパスエナジーと契約しています。
蓄電池メリットは以下の通り計算していきます。
・節エネモード:24.5円/ kWh (ホームタイム: 6−8時、16−22時)
・スマートモード:17.5 円/ kWh (デイタイムとナイトタイムの平均)
まとめ
最後に太陽光発電+蓄電池メリットのシミュレーションを実績と比較する方法をまとめさせて頂きます。
- 発電量:パワーモニターアプリの発電量を確認する。
- 自己消費量:以下の通り算出し、35円/ kWhで円換算する。
- ノーマルモード:発電 ー 売電
- 節エネモード、スマートモード:発電 ー 売電 ー 充電
- 売電量:パワーモニターアプリorはがきを確認する。FIT価格で円換算する。
- 蓄電池メリット:パワーモニターアプリの発電量を確認し、電力料金のデイタイムと夜間電力の平均額を採用する。
毎月、発電シミュレーションと発電実績をこちらに公開しております。ぜひ併せてお読みください!
最後までお読みいただきありがとうございました!